法令厳守

コンプライアンス(法令遵守)への取り組み

【適性診断】

自動車事故対策機構(NASVA)による運転者適性診断が義務付けられており、乗務員の自動車の運転への適性を計る

当社で実施している適性診断

①初任診断 【対象】新規採用者
【内容】プロドライバーとしての自覚、事故の未然防止のための運転行動及び安全運転のための留意点等ができるか判断する
②適齢診断 【対象】65歳以上の者
【内容】加齢による身体機能の変化が運転行動にどんな影響があるかを認識し、事故の未然防止のための身体機能に応じた運転行動ができるか判断する
③特定診断 【対象】①死亡又は重傷事故を起こし、かつ過去1年間無事故だった者
②軽傷事故を起こし、かつ過去3年間に事故を起こしたことがある者
【内容】交通事故を引き起してしまった状況等についてカウンセラーが聞き取りを行ない、運転履歴等を参考に交通事故の再発防止に必要な運転行動等の指導を受ける
④一般診断 【対象】普通運転免許以上の保持者
【内容】ドライバーの性格、運転態度、認知、処理機能、視覚機能等について各個人の特性を適性診断表として発行される

【健康診断】

会社には従業員の健康や身体の安全を管理する義務があり、従業員全員に健康診断受けてもらう必要がある

当社で実施している健康診断

①雇い入れ時
の健康診断
【対象】新規採用者
【内容】新入社員を採用する際に必要な健康診断(但し、3か月以内に健康診断を受診し、結果を証明する書面を提出した時は除く)
②年一回の定
期健康診断
【対象】従業員全員
【内容】産業医により毎年5月~6月に全従業員の健康診断を行なう。その際に要注意の対象者に関しては、治療や状態の改善を継続して促す

インフルエンザ予防注射全従業員接種

脳ドックの実施

2020年10月から費用全額会社負担で脳ドック(MRI)を実施しています。
脳の血管の動脈硬化のチェックと診断、並びにその予防になります。
脳卒中をはじめとする脳の病気になる危険な徴候を見つけられるため、重症化しないうちに医師のもとで治療をすることができます。
近隣の脳神経外科での検査の結果、再検査・治療と診断された場合、初回分を会社負担で受診できるようにしています。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査を実施

2021年10月から乗務員に対する睡眠時無呼吸症候群のスクリーニング検査を行ないました。
その結果12名の要治療者に対し、2022年1月から精密検査を行ない、CPAP治療やマウスピースによる治療を継続して行っています。
会社では、本人の健康と安全な運行のため、確実な治療を行ないたいと考え、治療費の補助を行なっています。

労務管理への取組み

運送会社にとって、ドライバーの健康・安全は輸送サービスの品質を左右します。
小倉運輸では、コンプライアンスとドライバーの健康管理、輸送品質の向上のために、労務管理への取組みを強化しています。

労務管理への取り組み内容
1

拘束時間・残業時間は、全車両に搭載された最新式デジタコによって改善基準告示・労働基準法以内となるように管理しています

2

有給休暇の法定5日と毎年所定日数以上の休日を、公平・確実に取得出来るよう管理しています

3

管理者はドライバーに対して、帰着点呼時を中心に改善基準告示のポイントについての指導を行っています

4

管理者は改善基準告示の遵守を意識した配車を行っています

5

車輌1輌に対して1名という乗務員態勢から、+αのドライバーを置く態勢とすることにより、拘束時間・残業時間の減少、有給休暇取得の促進等を目指しています

【働きやすい職場認証制度】

職場環境改善に向けたトラック、バス、タクシー事業者の取組みを「見える化」することで、求職者の運転者への就職を促進し、各事業者の人材確保の取組みを後押しすることを目的とした制度です。
当社は、安全・確実な輸送の為に労働基準法・改善基準告示等法令に従ったトラック運行を行っています。
全車両、デジタコで乗務員全員の勤務状況を正確に把握することを行っています。その上で問題がある場合には各種会議で幹部が問題点を共有して改善に当たっています。また、待機時間が問題となる場合は、荷主様にご相談するなど問題を先送りせずに対応してきました。そうした取組みの結果として、国土交通省が創設した「運転者職場環境良好度認証制度」において「働きやすい職場」であることの認証を受けることが出来ました。

【小倉運輸のSDGsの取組み】

私たちは全ての人々にとってより良い、より持続可能な未来を築くため、貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバル諸課題の解決を目指します。具体的には以下の通りです。

環境
  • エコドライブの推進
  • アイドリングストップの推進
  • 環境性能に優れた次世代トラックの導入等
  • EMS(エコドライブ管理システム)関連機器の導入
安全・事故防止
  • 飲酒運転根絶
  • 健康起因事故の防止
  • あおり運転防止
  • 整備点検の徹底
生活
  • 国民生活を支える物流9割を支える運送業界
雇用・働き方改革
  • 待遇の改善
  • 健康経営
  • 資格免許取得によるキャリアアップ、女性や高齢者の活躍
その他・適正な運賃、料金の収受(標準的な運賃、燃料サーチャージ)
  • 輸送効率化の推進
  • ペーパーレス化
  • パレット可
  • DXへの対応
  • 荷主とのパートナーシップ

できることからやってみる! 地球の未来を豊かにするための取組み、「誰ひとり取り残さない」SDGsの視点でお取引様をパートナーとし、地域に根差した企業、また地域の人々に信頼・期待いただける企業を目指します。

【小倉運輸のESGの取組み】

私たちはは物流会社が抱える課題に対して、以下の取組みが求められています。

  • 効率的な物流(ドライバー不足の解消、積載率向上など)
  • 安心安全な物流(労働時間の適正化、安全な荷役作業、輸送品質の向上など)
  • 持続可能な社会の実現(環境負荷低減、高品質且つ利便性の高い物流など)

ESGに取組むことで結果的にSDGsの達成につながります。

ESGの取組みと関連するSDGs目標と物流施策は以下の通りです。

E(環境)
  • 施設照明のLED化
  • 環境に配慮した拠点配置
  • 環境配慮車両への切換え
  • 共同配送の推進
  • ラウンド輸送、反復資材の利用の取組み
S(社会)
  • ダイバーシティの推進
  • ワークスタイルのイノベーション
  • 雇用や社会課題解決を通じた地域社会への貢献
G(ガバナンス)
  • 安心安全物流
  • コンプライアンス・品質の徹底
  • 情報開示

2024年4月には時間外労働の上限規制が設けられることから、長時間労働の是正をはじめ、働き方改革への取組みも欠かせません。2024年4月以降も安定的且つ持続的な物流インフラを維持する事、自社の物流実態を把握し、実行可能なESGロジスティックスの取組みを明確にします。
環境負荷低減への取組み、時間に関わる業務の環境整備に努め、企業価値を向上させ、選ばれる企業を目指します。

【BCP対策】

非常用電源の設置

BCP対策としてガス発電式の非常用電源を横浜本社と千葉営業所に導入しています。
地震や台風等の災害時に停電となった場合などの業務継続リスクへの対応の一環として、導入しました。常備のガスボンベで約70時間の業務が可能です。
この設備により、災害時に停電が発生してもお客様へのご迷惑を最小限に抑えることが出来るようになりました。

【衛星電話の設置】

衛星電話は、設備が直接的な被害を受けにくいというだけでなく、震災直後の「通話規制」の影響も受けにくい電話サービスです。
衛星電話の場合、災害時の一般電話へかける発信制限を設定しておらず、一般的な回線とは別のインフラを使用するので、混雑は起こりにくいと考えられており、地震や津波などの被害に遭ったときに、衛星電話を通じて本社と営業所とやり取りができるよう、BCP時の通信手段として設置しました。